文化庁 子供育成推進事業「囃子堂」事前ワークショップの内容
本公演にて、生徒(児童)さんたちと共演する「三番三」の小鼓を指導します。
能楽という、日頃見ることのない演劇を親しみやすく伝えるため、 それぞれの専門家である、小鼓方・笛方・大鼓方(全員能楽師)の計3名でワークショップをします。
なぜカケ声をかけるのか、 そして何が必要なのかを解説します。
カケ声をかけるのを、恥ずかしがる子達が多いと思われますので、まずは声を出す練習に力を置きます。
ワークショッププログラム
ワークショップ終了後、小鼓と大鼓のレプリカを使って練習してもらいます。
皮見本3丁ずつと、打ち方のプリントをお渡しします。(胴の部分は当日、現地で製作します。)
1.始まりの挨拶…能は礼に始まり礼に終わります。正式な挨拶ではじめたいと思います。
2.能楽囃子ってなあに…能楽囃子の構成や特徴を解説します。
3.小鼓ってどんな楽器?…小鼓の構造や演奏法を紹介します。
4.大鼓ってどんな楽器?…大鼓の構造や演奏法を紹介します。
5.能楽囃子を聞いてみよう。…勇壮な曲「安宅瀧流」を実演します。
6.カケ声を掛けよう。…どうしてカケ声を掛けるのか解説し、子供達全員にカケ声をかけてもらいます。
7.能楽囃子を聞いてみよう。…公演当日に共演する「三番三」を実演します。
8.小鼓を打ってみよう。…公演当日に共演する「三番三」の小鼓と大鼓の指導をします。
9.小鼓と大鼓を体験しよう。…子どもたち全員に小鼓と大鼓の楽器を体験していただきます。
10.質問感想コーナー…不思議に思ったこと、疑問に思ったこと、知りたいこと。何でも質問してください。
11.終わりの挨拶…本公演に向けての練習法を紹介し、正式な挨拶で締めくくります。
(実施時間は児童生徒数により前後します)
簡単♪小鼓の作り方
簡単♪大鼓の作り方
↑クリックすると、新しいページ(PDF)が開きます。
能楽は日常の稽古が大切です。
公演当日まで繰り返し練習できるようにお稽古用DVDをお渡しします。
YouTubeお手本動画
文化芸術による子供育成総合事業~巡回公演~
「囃子堂」共演曲「三番三」のお稽古用動画
繰り返し、繰り返し練習しましょう!