ユネスコの第一回 無形文化遺産に登録された能楽は世界に誇る日本の代表的な舞台芸術です。
能楽とは、演劇と舞、音楽(謡・器楽)によって成り立っている総合芸術です。
その内の器楽を担当する演者を囃子方と言います。楽器の種類は笛・小鼓・大鼓・太鼓があり、
これを総称して四拍子(しびょうし)と言います。
それぞれの楽器に専門の演奏者がいて伝統の奏法を伝えています。
笛
フエ
すす竹で作られた横笛です。
歌口(息を吹き入れる部分)と指穴の間に薄い管を挿入した「ノド」といわれる特殊な構造を持っています。
この構造により非常に力強い音色がでます。
西洋音楽とは違う音階(五線譜にはあらわせない)が、幽玄の世界へと誘います。